外貨預金で6%の商品はお得!?きちんと計算すると銀行の儲け方がわかりました!

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外貨預金を検討してみました。

 

今回は外貨預金について「考え方」を共有したいと思います。

 

実は某銀行で、3月末まで写真のようなキャンペーンをやっていました。

「スゴ!お得!?」と思い窓口の(きれいな)お姉さんに早速聞いてみました。

からくりは、6%は1か月間の適用。その後は0.2%に切り替えて頂くか、解約返金頂きますと。

 

税金引いても約5%。

1ヶ月なら、0.4%。100万入れて、1ヶ月4000円なら悪くは無い!?

 

では、実際に計算してみます。

まず、日本円から外貨に切り替えます。

通常両替えレートはTTMという為替の「センター値」に対し、

円⇒ドルはTTSを、ドル⇒円はTTBを使います。

 

例えば

通常レートTTM:105円の場合、
TTSは106円(手数料1円)、

TTBは手数料(1円)ということになります。

 

レートが105円だったとしても、銀行で円⇒ドルに両替すると1ドルを106円で買います。

 

また、同じ日にこの1ドルを銀行に売るときは104円で買ってもらうので、買って売っただけで手数料2円がとられてしまいます。

 

これを、先ほどの6%の預金で計算してみましょう。

まず、日本円で100万円を準備します。

これを、円⇒ドルにします。

ここで、手数料は通常1円のところを、チラシのキャンペーンによると0.25円にしてくれるということですので、

通常TTS:106円が、105.25円になるということです。

 

1,000,000円÷105.25=9,501ドル

9501ドルを原資に1か月間、4.78%(税引き後)で運用

9501ドル×1.0478×30日÷365日=9,539ドル

ということで、1か月後100万円は9,539ドルになります。

 

これを日本円に戻してみましょう。

手数料は1円ということですので、TTB:104円です。

9,539ドル×104=992,056円

 

以上から、100万円を外貨預金年利6%で預け日本円に戻すと、1か月後には992,056円となり、約8,000円のマイナスとなります。

ということで、一見お得なチラシですが、預金者には全くメリットが無く、往復で手数料が取れる銀行のためのキャンペーンであることが分かります。

 

実際には、外貨はこれに為替変動がつきますので、運よく1か月後円安になれば、利益は出そうです。

 

もちろん1年通して6%の商品であれば、約35,000円の利益が出ますので、そういう商品ならお得ですね。

数字のマジックはきちんと計算することで、発信者の意図を見抜くことができます。

 

外貨預金は利率2%でトントン。

為替の増減で稼ぐ方が有利。

という結論です✌

 

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