実は去年、会社のリストラ対象者に選ばれてました。

捨てる神居れば、拾う神あり

 

実は去年、会社のリストラ対象者に選ばれてました。

自主退職すれば、退職金1.5倍という条件です。

自主退職というと、会社側は悪いメージないですが、内部では執拗に面談が繰り返されます。

「次の就職先は決まったか?」

「特別相談室(リクルートキャリアマネジメント)には行ったか?」

「(再就職先の選定は)どこまで進みましたか?」

 

始めは部内部員全員と面接していたようですが、面接4回目以降、一部の人だけが面接継続になりました。

そうです、4回目以降も面接ある人がリストラ対象です。

部内では私含め3名でした。

3回目までの面接で希望する自主退職者が居ないかを確認し、居なかったので候補者だった3名が当選したようです。

それからは隔週で、面接というより、尋問が行われます。

 

私は、既に複数収入があり、副業も順調に収入upしていたので、最悪リストラになってもやむを得ないと思っていました。

反面、このまま拒絶し続けたらどうなるのだろう?

自主退職を促しているが、応じなかった場合は強制退職させるのか?

どんな手段で辞めさせるのだろう?

そっちの興味の方が強くなっていったので、何を言われても「検討中です」とだけ報告してやり過ごしていました。

 

結果は、全社的に募集人数が集まったためか、「何もなし」でした。

ちょっと拍子抜けです。

同じように、残ったもう一人と「あの執拗な面接(尋問)は何だったんだろう」と話をしてました。

だいぶ精神的にやられます。

背景はどうであれ「あなたは不要です」と言われるのはキツイです。

 

残念ながら1名は執拗な「尋問」に耐えられなかったのでしょう。

自主退職することに同意し、昨年末で退社しました。

普段からおとなしい、気の弱い女性社員でした。

イベントでの挨拶や接客対応が丁寧なのと、電話をすぐに取って繋いでくれる、陰から良くサポートするタイプの女性でした。

 

まぁ、上司にしてみれば上位上司から指示されてノルマとして「退社宣告」の役割を与えられたのでしょうが、

私の上司は最悪で「蜂野さんが自主退職してくれなかったので、私の評価がノルマ未達となりました。」と最後の面談で言われました。

こんな上司の下でサラリーマン続けるのもどうなのでしょう。

 

そう思っていたら、先日の転勤命令です。

異動先は、以前一緒に働いていた方が部長に昇格し、そちらに引っ張ってもらいました。

昨年の自主退職希望者で部員が激減して、人を探していた。

技術職なので、出来る人が欲しいと思っていたところに、蜂野の事を知ったので、そちらの部門で不要なら是非こちらで活躍してほしいと、指名買いしてくれたと聞きました。

運命か、引き寄せか。

 

捨てる神居れば、拾う神あり

日本には八百万の神様がいるというだけあって、見捨てられることがあっても、一方で助けてくれる人もいるということ。

 

幼稚園が変わってしまう長男には申し訳ないですが、私としては拾ってくれた上司に報いたいし、もう少しサラリーマンを続けようと思っています。

良い副作用として、転勤発令により家賃補助がもらえるということ。

それだけで、間接的に100万円以上の年収upに相当します。

結果的には、辞めずにさらに収入upを勝ち取った形です。

 

アラフィフで再就職しても、なかなか収入upが難しいので、ベストなカードを引けました。

勝因は、複数収入があるというバックボーンです。

収入源が1だと、-1でゼロ。

収入源が5なら、-1でも4。

当たり前だけど、これの意味を理解したのが4年前なのです。。

4年前の複数収入が無い私なら、焦って再就職先を探し「退職金が1.5倍あるなら多少年収減ってもしょうがない。」なんて安易に考えたかもしれませんね💦

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